胸の張りの痛みは何科の受診が適切?疑うべき原因はコレ!

女性なら1度は「胸が張って痛い」といった胸の症状がでたことがある人が多いのではないでしょうか?

そんな時、少し様子を見た方がいいのか、受診をした方がいいのか、受診するなら何科に受診するべきなのか悩みますよね。

胸の張りの痛みの原因には何が考えられるのか、何科に受診したらよいのかを解説したいと思います。

 

胸の張りの痛みの原因

 

~PMS~

 

PMSとは月経前症候群のことです。生理前から生理中の時期に起こります。

生理前になるとイライラしたり、頭痛がしたりなど症状は人によって様々ですが、何かしらの症状を経験した女性がほとんどではないでしょうか。

 

PMSの症状の1つに「胸の張り」があります。

 

PMSの原因は、はっきりとはしていませんが、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」の変動によって起こると言われています。

 

この女性ホルモンの影響で、体から水分が出ていきにくくなり、むくんでしまいます。

 

この水分を胸にためると、胸の張りに繋がるんですね。頭にためると頭痛に繋がります。

 

またホルモンの影響で、胸にある乳腺の血管が膨張して乳首や胸が痛くなります。

乳腺組織も増えるので、胸が張ってくるんですね。

 

 

~成長痛~

 

思春期や成長期に、胸が張ったり、チクチク・ジンジンと痛むことがあります。

これは思春期の女の子の身体が大人の身体へと変化していくことで起こります。

 

身体の成長過程で、胸にある乳腺が増えていきます。

乳腺の周りには乳腺の約9倍の脂肪がつくと言われていますので、それによって胸が大きくなり、胸が張るといった症状がみられます。

 

しこりができる場合もあり、大半は成長の中で自然にできて自然に消えていきます。

しかし稀に病気の場合もありますので、心配であれば病院受診をしましょう。

 

 

~更年期障害~

 

 

PMSと同じく、ホルモンバランスの乱れで更年期にも胸の張りが出ることがあります。

 

更年期にホルモンバランスの乱れや、自律神経のコントロールがうまくできず、胸の血管の収縮がうまく機能しないと胸が張ってしまいます。

乳腺の血管が広がったままになってしまい、胸の張りが長く続くという症状がでます。

 

 

~妊娠の初期症状~

 

妊娠すると、胸が大きくなったり、張りや痛みが出る場合があります。

妊娠よって女性ホルモンが大量に分泌されることで、これらの症状が出てくるんですね。

他にも乳頭が大きくなったり、乳輪が黒ずむといった症状も出ることがあります。

 

~病気の可能性~

生理が終わっても胸の張りが続くなどの症状が出る場合は、なんらかの病気の可能性もあります。

胸の張りのはこんな病気の可能性も!?

・乳腺症

乳腺症とは、乳腺に起こるいくつもの変化や状態に対しての総称です。

様々な症状があり、胸の状態がいつもとは違いますよという時に使われます。

 

症状としては、胸が張る・痛い、しこりができる、乳頭から分泌物が出るといった症状があります。

PMS同様に女性ホルモンが密接に関係しているといわれています。

 

長年PMSなどで乳腺が広がったり、縮んだりを繰り返しているうちに、しこりが残ってしまったり、胸の張りが続いたりといった症状が出てしまうんですね。

しこりを押すと痛みを伴うのが特徴です。

 

 

・乳腺繊維線種

乳腺の分泌腺、もしくは乳腺の周囲の組織が増殖してしこりになります。

しこりを押しても痛みは伴いません。

基本的には経過観察ですが、見た目に問題が出てくるほど大きいしこりの場合は手術により摘出することもあります。

 

 

・乳腺炎

授乳中の方に多くみられます。

乳汁が溜まってしまい炎症を起こしてしまう場合や、まれに細菌に感染しているケースもあります。

 

胸が赤く腫れる、高熱が出る、脇の下のリンパ節が腫れるといった症状がでます。

 

 

 

・乳がん

胸に張りやしこりがあると、もしかして乳がん!?と不安に思ってしまいますよね。

しこりが乳腺症や乳腺繊維線種であれば、良性ですので安心です。

しかし乳がんの初期症状だという場合もありますので、早めの病院受診をお勧めします。

 

 

 

乳がんとの見分け方は?

胸の張って痛みが出たり、しこりができたりすると、乳がんが頭をよぎりますよね。

こんな時、乳腺症などと乳がんとの見分け方を知っておくと安心です。

 

乳がんのしこりは、触るとゴリっと固い感じあります。

周囲の組織とくっついているので、その場所から動きにくいという特徴があります。

またしこりの境目がわかりにくいこともあります。

 

乳首から血の混じった分泌液が出ることや、しこりの上の皮膚に凹みが出来たりすることもあります。

 

 

乳腺症は月経周期に合わせて張りや痛みが変化します。

しこりは柔らかく、境目はわかりにくいです。痛みを伴ったり、急になくなったりします。

 

 

繊維線種はしこりが固くコロコロ動くのが特徴です。

境界もはっきりとしています。しこりを押しても痛みを伴いません。

 

 

 

受診は何科を受診した方がよい?

 

症状の違いがわかっていても、自分自身で判断するのはなかなか難しいですよね。

病院で検査をしてもらった方が不安も解消できると思いますし、もし病気だった場合に早期発見できます。

 

気になるひよこ
何科に受診すればいいのかな?外科とか?内科とか?それとも婦人科?

 

「乳腺科・乳腺外科」に受診しよう

あまりなじみがないかもしれませんが、乳腺科や乳腺外科というものがあります。

乳腺など胸の疾患を対象としているので、胸の症状やお悩みにはこちらへ受診されるのがいいと思います。

 

妊娠の疑いがある場合や授乳期の乳腺炎などは婦人科への受診でもいいですね。

授乳中の胸の管理は、母乳外来やおっぱい外来として行っている機関もあります。

 

気になるひよこ
病院ではどんな検査をするの?

 

では実際病院に行った時、どんな検査をするのでしょうか?

検査には以下の項目などがあります。

・視診、触診

・マンモグラフィ(乳房X線撮影)

・エコー(超音波検査)

・穿刺吸引細胞診

・針生検(細胞診)

マンモグラフィは聞いたことがあるという方が多いのではないでしょうか?

乳房専用のレントゲン写真です。上下・左右方向から、乳房をはさみ撮影します。

触診やエコーでは見つからない、腫瘤や小さな石灰化、乳がんなどを発見できます。

 

 

エコーはよく妊婦さんがお腹の赤ちゃんを見る時などに使われますね。

それと同様のもので、胸にゼリーをのせて、その上から機械をあてて検査します。

被爆もなく、痛みもありません。

触診では見つけられない、小さな病変を見つけることができます。

 

また病変があった場合、その病変が水分なのか、良性なのか、悪性なのかなど、画像上の影や形から予測することができます。

明らかに良性であれば、そのまま経過観察になります。

良性でも大きいものや、悪性が疑われる場合はエコーを見ながら細胞診の検査も行います。

 

穿刺吸引細胞診

 

ちょっと見た目は怖そうな注射ですね。

この器具を使用して、病変の細胞を取り検査します。検査結果が出るのは約1週間ぐらいかかります。

穿刺吸引細胞診では麻酔は使用しません。

正常・良性・鑑別困難・悪性の疑い・悪性・検体不適正などと結果がでます。

 

 

針生検

穿刺吸引細胞診よりも正確な検査結果が出ますが、病変を少し切り取るので負担が大きくなります。

また入院などの必要はありませんが、局所麻酔が必要です。

 

病院に受診すると、以上のような検査が行われます。

 

 

おわりに

 

胸の張りが強い、痛い、しこりがあるなどの症状があると誰しも不安に感じますよね。

経過観察でいいことも多いですが、中には乳がんの可能性もあります。

 

また、胸の中にある肺や心臓など他の臓器の病気の可能性もあります。

いつもと違う胸の張りや痛みがある場合は、症状を放置したり自己判断せずに、医療機関へ受診するようにしましょう。

 

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