子育てをしていると子どもから必ず1度は聞かれる「なんで?」

 

1度ならともかく「なんで?」に答えても、また「なんで?」、さらに答えても「なんで?」と一体この「なんで?」はいつまで続くの?と頭を悩ませるパパやママが多いのではないでしょうか?

 

子どもの「なんで?」にはどう対応したらいいのか、言ってはいけない言葉とは?

 

知っておきたい子どもの気持ちを、子育ての参考にしてみてください

 

 

「なぜなぜ期」の時期は?

子ども「なんで?」の質問が多くなる「なぜなぜ期」

 

やっと「イヤイヤ期」が終わって落ち着いた頃にやってきます。年齢でいうと2歳~5歳ごろ。小学校に入る前ぐらいの時期なんですね。

 

この「なぜなぜ期」は心理学的に「質問期」といいます。

 

「これはなんだろ~?」「なんでなんだろ~?」と子どもの知的好奇心が芽生える時期から始まるんですね。

 

色々なことに興味を持ったり、探求心が芽生えてきたということですから、子供の成長にまずは喜びましょう。

 

嬉しい反面、家事などで忙しい時に「なんで?なんで?」と連発されると毎回返事をするのも一苦労ですよね。

 

しかしこの時の子どもへの対応の仕方で、子どもへの成長に影響が出てくるかもしれませんよ

 

ではどのような対応をすればいいのでしょうか?

 

 

年齢別で対応の仕方が違う?


気になるひよこ
同じ「質問期」なのに対応が違うの?なんで?なんで?
クマ先生
年齢によって「なんで?」と聞いてくる子どもの気持ちが違うんだよ

 

2~3歳ごろの対応

この頃の子どもは、今まで単語や2語しか話せなかったのが、少しずつ話ができるようになってきます。

本当の意味を知りたくて「なんで?」と聞いているというよりは、パパやママたちとコミュニケーションとる1つの手段として聞いているんですね

「なんで?」「なんで?」と連発することで、困り果てているママの顔を見るのが楽しいのかもしれません

 

この頃の子どもへの対応のポイントは

・擬音語を使う

・人に例える

・何度も答えてあげる

 

例えばひよこを見て「どうしてひよこは黄色いの?」と聞いてくるとします。

本当の理由を伝えるというよりは「黄色い服を着ているんだね。ふわふわでオシャレだね」など

 

黄色い原因を伝えるのではなく、目的を話してあげましょう。

 

ふわふわなどの擬音語も混ぜてあげるといいですね。

 

また人に例えるのは「ひよこさんは黄色い服を着ているね。〇〇くん/ちゃんの服と同じだね」など子ども自身に例えてあげると理解しやすいですね

 

丁寧に向き合っていても、わかりやすく答えたつもりでも、「なんで?」攻撃が止まらないないこともあります。つい面倒に感じることもあるとは思いますが、できるだけ答えてあげるようにしましょう

 

時には「なんでだと思う?」と子どもに聞き返してみるのもいいと思います。

 

聞き返すことで、なんでも人に聞けばいいとならず、子供自身が考えるという力も養えます。

 

4歳~5歳への対応

2歳~3歳の時に比べると、理解力も上がってきているので本当の意味を伝えてもいい時期になってきます

 

この頃の子どもへの対応のポイントは

・事実を簡単な言葉で、かみ砕いて説明する

・わからなければ、一緒にしらべてみる

 

先ほどの「ひよこはどうして黄色いの?」で例えてみると

「ひよこが黄色いのは、カロチノイドというものが黄色の元になっているんだよ。カロチノイドは餌から摂取するから、トウモロコシなどの餌の色が黄身に影響して、その黄色い黄身が羽の色にも影響するから黄色なんだよ。野生の鳥などは天敵から目立たないように保護色になっているから灰色だったり、茶色だったりするけど、人に飼われているニワトリやヒヨコは天敵がいないから目立つ黄色でも大丈夫なんだね。多くの鳥は黄色いものに餌をあげる習性があるから、鳥の雛のくちばしは黄色なことが多いんだね」

 

なんて説明しても、子どもが理解できるわけないですよね。理解が出来なければ「なんで?」攻撃は止まらないのです。

 

子どももわかるように説明すると

 

「ヒヨコは卵から産まれてくるね。卵の黄身は黄色でしょ?ヒヨコは黄身をご飯にして大きくなったから黄色いんだよ。あと黄色いとニワトリのお母さんに見つけてもらえるから、ご飯をいっぱいもらえるんだよ」と少し本来の意味をかみ砕いて教えてあげると納得するのではないでしょうか。

気になるひよこ
ぼくってだから黄色だったのね!

また大人もわからないようなことであれば、「ママもわからないから、一緒に調べてみようか」など、わからないで終わらせずに一緒に調べてあげましょう

 

実はやってはいけない対応もあります。

 

やってはいけない対応の仕方とは?

子どものお世話だけをしていればいいなら毎回丁寧に時間をかけて返事もできるかもしれないですが、掃除に洗濯、毎食のご飯支度と家事だってやらなくてはいけません。

 

ママ友と話している時だって、どんなに手が離せない時だって、子どもの探求心は止まらないのです。そんな時には、ついつい返事が適当になりがちですよね。

 

こんな時、やってはいけない対応は

・無視をする

何度も何度も同じ質問をされると答える気もなくなってしまう気持ちはわかりますが、根気強く答えてあげましょう

・適当な返事をする

繰り返しの質問にあまり話を聞かなくなり、適当に「そうだね~うんうん」と相槌を打っているのを子どもは気付いています。

・怒る 怒鳴る

「しつこーい!うるさーい!!」

と思ってしまうかもしれませんが、怒って話を終わらせてしまうと子どもの探求心も育ちませんね。また「さっきも言ったでしょ!」なんて怒鳴るのもよくありません。

・笑ったり馬鹿にしたりする

「そんなこともわからないの?」

と馬鹿にするような言い方はよくありませんね。子どもの面白い発想に思わず笑ってしまうのはともかく、馬鹿にして笑うのはやめましょう

 

 

子どもの発想力は無限大!!!

 

「どうして雨が降るの?」

と聞かれ、

「どうしてだと思う?」と聞き返すと

 

「傘をさすと楽しいからかな~」「でも晴れの日はシャボン玉ができるから、晴れの方が好きなんだ!」なんてやりとりがありました

 

子どもって本当に色々な発想や想像ができますよね。大人にはできない発想が盛り沢山です。いつから子どものような自由な発想をしなくなるのでしょうか。今のうちの宝物のようなものなので、大事に話を聞いてあげたいですね。

 

周りの大人がちゃんと話を聞いてあげることで、子どもの好奇心や探求心が満たされて、学習いくことの楽しさを覚えてくれます。そうすると自分の意志で勉強したり、何かを調べたりなど子ども自身の学習意欲の向上に繋がっていきますね。

 

 

「なんで?」の答えが決まっている場合も?

 

子どもの「なんで?」という疑問には、たくさんの発想や想像があるので答えもたくさんあるものです。

 

しかし答えが決まっている場合もあります。

 

例えば、よくあるのがスーパーなどで買い物をしていると、商品を子どもが触りたがります。

 

「どうして触っちゃいけないの?」

 

と、いけないことだと理解していても聞いてくる場合や商品に触ろうとすることもあります。

 

そういう場合は触ってはいけないと答えは1つなわけです。

 

「他の人が買うかもしれないものは、ベタベタ触ったりしてはいけないよ」と説明しましょう。

 

もしくは「どうしてダメなんだと思う?」と聞いてみて、ダメなことを理解していたら褒めてあげるのもいいかもしれないですね。

 

もちろん理解していなければ説明をきちんとしてあげましょう。

 

「どうして叩いちゃいけないの?」「どうして小さい子をいじめちゃだめなの?」

「どうしてテーブルの上に立っちゃダメなの?」などなど

いけないことは、いけないことだと教えることは必要です

 

おわりに

「なんで?」攻撃への対応は、忙しい時など大変な場合もあるかとは思いますが、子どもと向き合いながら一緒に乗り越えていきたいですね。今しかできない発想を大人が逆に楽しみながら、子どもと話していければ上手に「なぜなぜ期」を過ごせるのではないせしょうか。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

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